Friday, March 09, 2007

さよならは突然に…


はじめの母さん猫の子供達のうち、人一倍体が大きい男の子がいて丸々していたので「まる」と名付けました。まるちゃんは大きくて強そうなのにとても甘えん坊でそんなに触れる事はできない距離感だったのですが、お腹がすくと私の足を軽く噛んだりしておねだり攻撃が激しかったものです。そんなまるちゃんも去勢しなければならない時期にさしかかり、やっとの決断で全ての猫を去勢、避妊手術すべくボランティアMさんの力を借りて保護し、手術が終わって入院後しばらくしてから数匹づつ順番に外に帰す所までこぎつけました。
まるちゃんは一番先に帰ってきたのですが、みんながいないので悲しくてずっとなき続けていたのですがだんだん少しづつみんなが帰ってきてほっとした様子でした。ところが、暫くしてまるちゃんがじっとして動かなかったのですがあまり気にせずにいたら、次の日からぱったり来なくなってしまったのです。男の子だから遠くへ行ってしまったんだ…しょうがないんだ…と自分に言い聞かせ、思い出すと悲しくなり涙がでました。色々な思いを込めてまるちゃんの姿を絵にしておこうと思って描いたのが今日の画像です。まるちゃんがいなくなって数年たち、お隣の方と猫の話をしていたら、デッキの下に大きな猫の遺体があったと聞き、まるちゃんに違いない…と愕然としました。一生懸命猫達の事を思って当初はやっていたつもりだったけれど、自分の不甲斐なさ、勉強不足に落ち込みました。何が野良猫達にとって良い事なのかまだまだ葛藤する日々は続いています。

Thursday, March 08, 2007

光のなかの猫


だんだん春が近づき日差しが暖かくなってきました。猫達にも光がふりそそぎ、おひさまのエネルギーをもらっているようです。猫の目は宝石のようで水分の潤いをふくみずっと見ていると引込まれそうになります。そこに木漏れ日のような光がちらついてきらきらきらきらずっと光っています。夜は漆黒のような深い黒目が私に癒しを与えおごそかな気持ちにもさせてくれます。ガラス細工のような顔立ちからは想像のつかない野性味も持ち合わせ動物の神秘を身近で感じさせてくれる存在だと感じてなりません。